怪物の招来

元ネタ参照

登場キャラクター


エピソード①:引退の決意と「怪物の予言」

スタッフが全員、樋口の顔色を窺いながら働くようになったのを見て、樋口は静かに伊藤に言う:

「ちょっとはい、辞めるわ俺」

伊藤が引き止めようとすると:

「明らかに、みんな俺の顔色を窺って働いてるよね。ここの歴史からしてそれはもう難しいよ。けど大丈夫。一部だけど株主になるし、たまに顔出すからさ」

そして予言を残す:

「これは予想だけどね、多分俺が現場にいる以上もう『怪物』は現れないよ。いなくなることで、きっととんでもないのが入ってくるからさ。社会ってそういうもんだよ」


エピソード②:伊藤の入院と栗田の入店

次期支配人を任された伊藤は、昇進の挨拶続きで飲みすぎ、入院してしまう。
その入院の間に入ってきた新人こそが——栗田だった。

謎のVIP客セルーソに「分限(ぶんげん)の栗田? なんですかそれ」と二つ名を付けられる栗田。
本人は気にしていない。


エピソード③:最高峰のバイブス判定(歴史的転換点)

引退後、覆面調査のように店を訪れた樋口。
「あのアルバイトの子バイブスないね。さっきの子もバイブス怪しいね」と言いながら歩いていると——
ちょうど客にテキーラを持っていこうとしていた樋口と、客へのドリンクを運んでいた新人の栗田がぶつかる

その瞬間の栗田の反応:

「お客さん大丈夫ですか!? え、かかってませんか? おしぼり持ってきますね!」

樋口、叫ぶ:

「バイブス湧き出てるね!! いいよ君ー!」

その場にいたスタッフ全員が震撼した。史上最高峰のバイブス判定
それを見ていたギャラリーたちは口々に言った:

「怪物が来たか……」

その後、栗田は樋口に気に入られ、最年少マネージャーに昇格。


このエピソードの意味

  • 樋口の「予言」がそのまま現実になった瞬間
  • 「バイブス湧き出てるね」という言葉は、「ない」と言われ続けるだけだった基準において、肯定の最高形として描かれる
  • 現代パートで白取が「バイブスあるね」と言われてニヤける場面と呼応している
  • 栗田の「客ファースト」の根拠は、この時点ではまだ謎→もっさん編への伏線

名シーン:栗田のスーツがテキーラを吸う(現代との対応)

現代パートで客にテキーラをかけられた栗田は言う:

「僕のスーツがテキーラ吸っちゃったみたいですね! 次は5杯飲むといいっすよ。はいこれ、ドリンクチケット」

白取の心の声:「え、どこかで聞いたことがあるセリフ……」
→ この台詞は、過去の「ぶつかった時の反応」と対になっている。栗田は一貫して客に謝らせない。